材料を36ミリで製材後、風を通して板の状況を確認したところ、今回は殆どクセの出ない良い材料でした。
最終的な仕上がりが30ミリを予定していた側板を33ミリと厚めに製作する事が出来、より重厚感のあるラックになったと思います。
ケヤキらしい木目の特徴が出ている板はお客様から1番良く見える入り口側に。
スッキリした木目の板は奥側に来る様に配置しました。
棚板も接ぎ合わせして18段の組み合わせを製作しました。
板の幅が400ミリありますが、一枚板ではなく2枚の接ぎ合わせで製作する事で、無垢の良さを感じながらコストを抑える事が出来ます。今回のボトルラックは最終仕上げでウォールナットの着色をすることで、色味が違う接ぎ合わせの板でも色合いを統一する事も出来ます。
最初のお打ち合わせ段階で「当社工場で組み上げ搬入」となっていましたが
高さ2200mm 幅2600mm 奥行き400mm 現場の確認と仮組を行ってみましたが、お店は半地下で狭い入り口の為、このラック自体の大きさ重さでは搬入がとても厳しいと判断し、塗装だけして現場で組み立てを行う事としました。
側板と棚板をクランプで固定しながら一列ずつ組み上げ最後に天板を取り付けていき、転倒防止措置をして完成です。組み立ても一苦労ですが、出来上がりは無垢材の良さと圧倒的な迫力が感じられます。